げんしけん
この作品の舞台はある大学の現代視覚文化研究会(げんしけん)です。
新入生の笹原が「げんしけん」に入部するところから物語が始まります。
他の部員は新入生でゲームオタクのイケメン「高坂」、その恋人「春日部」、帰国子女の「大野」、在校生の「斑目」などです。
話の内容は「げんしけん」のメンツがコミックマーケットに参加したり、学園祭でコスプレをしたりしてオタクライフを楽しみます。
正直いって大きな事件や出来事が起こるわけではないのですが、ちゃんと楽しめるマンガになっているのでスゴイと思います。
私の個人的な意見なのですが、物語のメインとなるストーリーが無い日常系の物語を面白く描けるマンガ家は賞賛に値すると思います。
突出したキャラも出てこないのでキャラに頼れず、他愛もない出来事を面白く読ませる力量が必要になります。
メンバーについてですが最初は「サザエさん時空」に入って年を取らずに季節を繰り返すのかと思っていたら違っていました。
まず斑目が卒業していき、その後主人公だと思われていた「笹原」や「高坂」「春日部」たちが卒業してしまいました。
9巻で初期の主要メンバー全て卒業してしまい終わるのかと思っていたら、10巻目から副題として「二代目」が付いただけで普通に続いていきました。
10巻目からは荻上、大野、新入生女子の「矢島」「吉武」、女装男子の「波戸」、留学生の「スージー」が中心となって話が進んでいきます。
卒業していったメンバーもたまに顔を出すのですが、なぜか「斑目」がモテまくるハーレム物語が始まってしまいます。
<斑目ハーレム>
(作者:木尾士目、ジャンル:日常系、完結)