働かないふたり
この作品はニートの兄妹が住む石井家を舞台にしています。
兄の守は読書家の秀才のようで人付き合いも良さそうなのですがニートをしています。
妹の春子は対人恐怖症で人前に出るのが苦手で家に閉じこもってゲームばかりしています。
二人には両親がいますがニートの二人にあまりキツイことは言わず温かい目で見ています。
母親は胸が大きいことを春子の唯一の長所だと思っているようです。
守は本を借りに図書館によく出かけているし、春子も連れだされると外出するので引きこもりというわけではなさそうです。
春子は初対面の人を極度に警戒しますが、守の友人が頻繁に訪問すると次第に慣れて一緒にゲームをするまでになります。
春子はお菓子やゲームで餌付けをされると警戒をとくようです。
隣のアパートの倉木さんは二人の自堕落な生活を観察して精神安定剤的に役立てています。
いつも利用させてもらっているので二人と仲良くなってお礼をしたいと思っているようです。
朝のゴミ捨ての挨拶からはじめて徐々に二人に近づいていきます。
主な内容は二人の代わり映えのしない日常と周りの人々とのかかわりあいです。
面白いのですが大笑いするようなものでは無くたまにクスッとするようなほのぼのとした笑いです。
<朝の日常を見る二人>
(作者:吉田覚、ジャンル:日常系、連載中)