キングダム
この作品は僻地の村の出身で平民以下の身分の信が大将軍を目指す物語です。
信は親友との死別の過程で若き秦王である政と出合います。
初めは友を死なせた原因である政を恨んでいましたが、やがて政の夢である中華統一に向けて共に歩き出します。
政はたぶん後の「秦の始皇帝」だと思うのですが、信は実在の人物がモデルなのかわかりません。
中国の古い歴史は知らないので物語が史実に沿って進んでいるのかもわかりません。
話の内容は信の成り上がり物ですが非常に面白いです。
最初は最下位の歩兵から始まりますが、武勲をあげ部下をひきいる将になり部下の数がどんどん増えていきます。
もちろんマンガなので現実ではありえないほど強い人間が出てきたりしますがあまり気になりません。
現在(2014年5月現在)は34巻まで発刊されていますが、読み始めると一気に最新刊まで読みたくなると思います。
話の進み方は前に紹介した「センゴク」によく似ています。
同じ立身出世物語だし雑兵から始まるところも同じだし、身近に大物(始皇帝や太閤)がいる点も同じです。
たぶん「キングダム」が面白いと思う人は「センゴク」も面白いと思うし逆も同じでしょう。
<さいの城を守るため死力を尽くして戦う信>
(作者:原泰久、ジャンル:戦闘、連載中)