ちおちゃんの通学路
この作品は女子高生の「ちおちゃん」が学校にたどり着くまでの道のりを描いたものです。
私はAMAZONのランキングをチェックするのを日課にしていますが、新刊が発売されるたびにこの作品は上位に登場していました。
そのうち読もうと思っていたのですが、なんだかんだで1年ぐらいたってしまいました。
正直思っていた以上に面白かったのでもっと早く読むべきでした。
内容は通学中に発生する様々な障害を乗り越えて遅刻せずに学校にたどりつくというものです。
ちなみに発生する障害のほとんどは「ちおちゃん」本人の自業自得です。
1話目が遅刻ギリギリで家を出発して急いでいるとき通学路が閉鎖されて通れないというものでした。
迂回路に回ると遅刻が確定するなか、「ちおちゃん」は電柱をよじ登り屋根の上を歩いて閉鎖区間を上空から攻略します。
そのあともトラブルは続きますが無事遅刻せずに学校にたどり着きます。
「ちおちゃん」は無駄に運動神経がいいようです。
1話目を読んでから思ったのは、これすぐにネタ切れになるんじゃないということでした。
でも心配はありませんでした。
ヤンキー、仲良くなりたいクラスの人気者、おしっこ、カバディ部部長など次々とネタを出して楽しませてくれます。
「ちおちゃん」の得意ワザはゲームに影響されて練習したSWATターンで、ピンチになると繰り出し「ちおちゃん」を救います。
主な登場人物は「ちおちゃん」、友達の真奈菜、クラスの人気者の細川さんなどです。
「ちおちゃん」と真奈菜はお互いを踏み台として利用しようと考えるゲスい仲ですが仲良しです。
真奈菜はその場の空気を読まずに自分の思ったことを口に出すので、「ちおちゃん」は真奈菜のことを病気じゃないかと疑っています。
細川さんも天然でいい娘なのですが変なところもあります。
というか登場人物はほぼ全員変な人です。
<通学中におしっこがしたくなる>
(作者:川崎直孝、ジャンル:日常系、連載中)